自閉症スペクトラム(広汎性発達障害)の息子の成長日記

自閉症スペクトラム(広汎性発達障害)の診断を受けた3歳の男の子の成長記録。療育のこと、日々の出来事。0歳の少し神経質な赤ちゃんとの生活も。

トイレトレーニング

本当は2年保育の予定だったけど、「かぼちゃんは療育に通いだしてかなりの成長を見せているので、今すぐに保育園にいれた方がいい。子供たちの中に入ればもっともっと伸びるはず。」と言語、作業の先生共に薦められるので、去年の年末から急きょ保育園探し、手続きをし、今年4月から入園することになった息子。



見学の時に息子の発達障害のこと、まだオムツがとれていないので今から練習しようとは思うが、多分入園するまでにオムツをはずすのは難しいと思う…などを園長先生に相談しました。

療育の先生が薦められる保育園なだけあってとても真剣に話を聞いてくださり、「お母さん、オムツがとれると言うのは子供たちの中でも一番その子の成長が関係あるんですよ。同じ3歳でも一人一人個性があり、成長度合いも違うので、2歳でも簡単に外れたという子もいれば4歳になってもまだ取れない子もいる。でもそれでいいんです。その子に合った時期があるし、必ずその時期は来ます。なのでお母さん、そんなに焦らないで。かぼちゃんにその時期が来たと思ったら私たちがお母さんに伝えます。私たちとお母さんとで協力して頑張りましょう(^^)」
と言ってくれました。





その言葉に甘えてこの1ヶ月以上何もしていなかったのですが…(先生、本当にすいません)

ただでさえ人より苦手なことが多く、手づかみ食べにしてもコップ飲みにしても一人で出来るようになるまでかなり時間がかかった息子。(いまだに手づかみはパン以外のものは断固拒否の状態ですが)


定型発達の子ですら時間がかかると言われているトイレトレーニング…
うちの子は数年かかるかもしれない!!
のんびりしてたらダメじゃん!!
と今さら気づき、ネットで早速アンパンマンの補助便座を注文。


トイレトレーニングを始めるときに、作業の先生に相談すると
「この子はかなりこだわりが強いので、部屋でトイレの練習をさせてしまうと「オシッコは部屋でするものだ」と決めてしまい、トイレでしなくなる可能性があるので、最初からトイレで座らせて練習させたほうがいい」
とのアドバイスをもらいました。




3日前、便座が届き、とりあえず便座は箱から出してリビングに放っておき、アンパンマンの機械に入れる電池を探していたところ…


気づけば息子が自らズボンを脱ぎ、オムツを脱ぎ、便座の上に座る姿が!Σ(゚ロ゚;)

「えぇ~!?そんなこと出来るの!?すごいじゃん!!」

と私は大喜び。
結局アンパンマンの機械に入れる電池は1本足らず。
とりあえず以前こどもちゃれんじについていたしまじろうのトイレのおもちゃを息子に持たせ、私は便座をトイレに運びながら「かぼちゃーん、今日からママみたいにトイレでオシッコする練習するんだよ♪」と話しかけます。

いざトイレについて便座をセットすると…


警戒して座らない!
なんか怯えてる!

とりあえず「ズボン脱いで一瞬だけ座ってみようか(^^)」
と座らせますが、「うへぇぇん(;o;)」と泣きそうになるので、便座座れたねー偉かったねーと褒めて終了。
トイレを出たときに「かぼちゃん、明日からは朝起きたらママと一緒にトイレ来てズボン脱いで座ろう!」
と声をかけました。
う~ん、やっぱりそう簡単にはいかないか…
とりあえず便座に座らせるのは一日一回にし、怖がらなくなれば数を増やそうと決めました。


次の日の朝、息子がニコニコしながら私が起きるのを待ってました。
一緒に寝室を出ますが、いつもならリビングに走り出すのにジーッと私の顔を見て立ち止まっています。
「そうだそうだ!今日から朝起きたらトイレ行くってママ言ったね!覚えてたんだね、えらいね!」
と、相変わらずの息子の記憶力に感動しながら(私は忘れていました)、トイレに向かいますが…
やはりズボンを脱がせると怖がる息子。
また一瞬だけ座らせて褒める。


今日も朝座らせましたが、やはり怖がる。
でも私がトイレのときは自らドアを閉め、ご丁寧にティッシュはここだよ!と毎回教えてくれるのに。
自分が座るのは何か怖いものがあるんだろうな。

とりあえず便座を怖がらなくなるまで気長に頑張る。