自閉症スペクトラム(広汎性発達障害)の息子の成長日記

自閉症スペクトラム(広汎性発達障害)の診断を受けた3歳の男の子の成長記録。療育のこと、日々の出来事。0歳の少し神経質な赤ちゃんとの生活も。

支援級選択のきっかけ② ー学校見学ー

年長の夏にはクラスの希望を書面で提出し、その後息子と一緒に面接を受けるということを園から聞いていました。

年中の時に一度学校へ見学に行きましたが、市の相談員さんから「まだ入学したばかりの新一年生がどんな風に過ごしているか春頃にまた見学へ行っておいたほうがいいよ」とアドバイスを受け、コロナの関係で4月は無理でしたが6月頃もう一度見学に行きました。

たまたま見学の時間が国語の授業で、みんな文字を書き取りして先生の机に並び◯をもらっているところで、これだったら息子でもついていけそうかな?と感じたり、他学年の見学では実際に支援級からの交流で普通級で支援員さんがつきながらの授業を受けている子を見せてもらったりしました。



今回も情緒級を見学させてもらいましたが、なんだろう…
去年より力が入っている?というか語彙が少なくて上手く説明できませんが支援が手厚くなっているように感じ、ここで去年と雰囲気が違うな?まだ学年が上がったばかりだからかな?と感じました。

その後校長室でお話させてもらいました。
今のところの私の希望は情緒級だけど、去年の見学では体育や図工などの実技の教科は普通級の子達と一緒に授業を受けることになり支援員が絶対につかないと言われていたのでそこが気がかりなこと、最近は人に興味が出だしたので支援員さんがつけば普通級でもやっていけるのではないかと思ったりしていること、自分の興味のあることは集中できるけど興味がないものや、初めての事に挑戦することに対してかなりの恐怖心がありなかなか行動出来ない(というより意地でもしない)ことなどを伝えました。

教頭先生が「うちにも今似たような子が情緒級に在籍していて、その子も初めての事に対して恐怖心が強くなかなか行動できないのですが、その子には体育は支援員をつけています!」と言うので、あれ?体育に支援員さんつくって言ってましたっけ?と返すと、校長先生と直接話しをしてみてください!との事で校長先生に時間を作ってもらい話を聞いてもらうことにしました。

すると去年と校長先生が代わっていて、私の新しい校長先生に対する第一印象は体育会系(^^;
実際体育の担当の先生?か何かでジャージで現れ、去年の校長先生と雰囲気が全然違いました。
校長先生にまた↑の事を話すと「体育でも音楽でもその子に支援が必要だと感じたら必ず支援はつけます!!教員の時間を空けたり、その子の時間割りを変えたりして必ず!支援します!!」と力強く言われました。
教頭先生が「この校長先生は発達障害など個性がある子に対してすごく詳しいんですよ」と説明してくれ、校長先生にも今の息子についてお母さんは何が心配なのかなど聞かれました。

去年の教頭先生の説明では
給食を残す(偏食が酷く食べられるものがほとんどない)→残していいかどうかは担任の判断
だったのが
今年の校長先生の説明では
お弁当+補食を持ってきてください。給食を残すのは構いませんが学校での生活はかなり体力を使うので(普段の息子の食べ具合だと)一日持たないです。との事。
ちなみに息子、食べられる物が少ないのに食べる量も自分の中で決めていてお腹いっぱい食べずたまに低血糖で倒れるので普段からブドウ糖+3時間毎に補食を採っています。


その他に
スーパーなど人が多いところではイヤーマフをつけていますが、もし学校でもつけたいと言い出したらつけさせてもいいですか?
→その子が快適に学校生活を送るために必要なものは持ってきてください!との事。

班登校だと自分の興味があるものを見つけてしまったりした時に一人でどこかに行きそうで、多分小学生のお兄ちゃんお姉ちゃんだと息子の行動を止められないと思うので、入学始めは私が学校まで送りたいです。もちろん登校の練習はするつもりです。
→無理に班登校しなくていいです。支援級では保護者の方が送り迎えされてる子もいます!


と校長先生と話しました。
とても教育熱心な先生で、その子にあった支援を必ずします!!と約束してくれました。
一つ気がかりなのは、息子はまだ排泄(大)をトイレで出来ないこと。
小は出来ますが、大は怖がって必ずオムツに履き替えてからトイレに座り、そのままオムツの中に出すという流れです。

息子が大をしたら休み時間に履き替えさせに来てもいいですか?と聞くと「排泄というのは日常生活を送る上で最低限できるようにならないといけない事です。まだ入学まで時間もあるし、お母さんもそんなに焦らず家で練習してみてください。」と校長先生に言われました。


そりゃそうだ。分かっているんですけどね(--;)
本当にあの手この手でさせようとはしますが、結局便意が止まって(本人が意図的に止めてるのか)「出ない~」てなっちゃうんです。あまりに酷いと発狂するし。
しかも便秘のお薬を飲んでいてもご飯の量が少ないせいか「この薬の量で週3しか出ないの?!」と薬剤師さんに驚かれるぐらい飲んでいるのに(しかも下痢とかではなく固めの便)、トイレで直接させようとすると我慢してしまうのかより一層便がでない。

便がトイレの中に落ちるのが怖いというので、トイレの中にティッシュを敷き詰め深さを感じさせないようにしたりしましたが…もう警戒心いっぱいで発狂。お腹痛いの止まったからもううんちしない!と言われ、それならもう無理にでも浣腸してオムツなしでトイレに座らせようと思いましたがそれは病院の先生にも絶対にダメだと止められ(そりゃそうですよね(--;))…
本当に入学までにできるようになるの?
とすごく焦っています。



話がそれてしまいましたが、新しい校長先生になってから支援級が職員室の近くの部屋になった事、去年の話と違い実技の教科にも支援がつくようになった事、発達障害についてとても理解があり、校長先生と喋っていて安心感があった事で、また支援級と普通級と迷いましたが、校長先生が授業に戻られまた教頭先生と喋っていると「先ほども言いましたが、かぼちゃんに似た子が情緒級にいます。普通級でも支援はつけますが、お母さんのお話を聞いていると勉強よりも人間関係を築くのが難しいタイプの子だと思ってお話させてもらいますが、そういう子は一日中普通級にいると自分の時間が作れず疲れてしまうと思います。支援級に在籍となると、休み時間や交流の時に落ち着きたい、みんなと距離を置きたいという場合に支援級の部屋がその子のベースとなり、実際情緒の子は支援級に在籍していますが全時間交流で普通級の子と同じ授業を受けていますが、本人が疲れたなと思ったら授業を抜けて支援級の部屋に戻って勉強したり、休み時間は支援の部屋で過ごしたりしています。もちろん授業中に支援級の部屋に戻る時には支援員か教員が必ず付き添います。」と説明されました。

この教頭先生のお話は後日発達外来の受診での主治医と一緒の事を言っていて、やはり入学始めから普通級で通わせるよりは支援級からスタートし、本人の様子を見てゆくゆくは普通級へ移籍できたらいいかなと考えるようになりました。