自閉症スペクトラム(広汎性発達障害)の息子の成長日記

自閉症スペクトラム(広汎性発達障害)の診断を受けた3歳の男の子の成長記録。療育のこと、日々の出来事。0歳の少し神経質な赤ちゃんとの生活も。

支援級選択のきっかけ③ ー本人の希望ー

息子のクラスの9割は同じ小学校に上がります。
小学校も1クラスしかなく、大体毎年15~20名程入学してくるようです。

息子は4月から小学校に通う事をとても楽しみにしていて、「◯◯ちゃんと◯◯くんも同じ小学校行くんだって!◯◯ちゃんもなんだって!」とよく言っています。
普通級、支援級の違いを今の息子に説明してもまだ幼くて理解出来ないとは思いましたが、学校に通うのは息子。
一応本人にどちらがいいか聞いてみました。



私「この間小学校の見学行ったでしょ?1年生の教室には去年の年長さん達がいてたね。1年生全員で何人ぐらいいたのかな?」

息子「15人ぐらいじゃない?」

私「仲良しクラス(支援級)も見に行ったでしょ?あそこはお兄ちゃんお姉ちゃん達何人ぐらいいたっけ?」

息子「3人ぐらいじゃない?」

私「この間ね、教頭先生と喋った時にかぼちゃんはどっちのお部屋がお勉強しやすいかな~ってお話してたんだけど、もしお勉強するんだったら15人ぐらいのお部屋と3人のお部屋どっちがいいと思う?選んでいいんだって!」

息子「…………◯◯ちゃんと◯◯くんはどこのお部屋なの?」

私「◯◯ちゃん達は1年生の教室だよ」

息子「……かぼちゃんは◯◯ちゃんと◯◯くんと同じお部屋がいい。ほし組さん(息子の園のクラス名)はみんな1年生のお部屋なの?」

私「全員かは分からないけど多分そうだと思う」

息子「1年生のお部屋がいい」

私「そうだよね。みんなと一緒がいいよね。でね、実は1年生の教室には、ほし組さんだけじゃなくて他のお友達も来るの。」

息子「Σ(・ω・ )?!」

私「他の保育園や幼稚園からもお友達が来るから、1年生の教室にはほし組さんプラスお顔の知らないお友達も一緒になるの。だから大体15人から20人ぐらいかな?にぎやかだよね」

息子「……ママも知らない子?」

私「ママも知らない子だよ。」

息子「かぼちゃんは人がいっぱいなのは嫌なの。ほし組さんのみんなだけだったら一緒がいいけど、いっぱいいるんだったら嫌なの。」

私「仲良しクラスはどう思う?」

息子「かぼちゃん仲良しクラスでいい~♪」

私「仲良しクラスでもほし組さんのお友達に会えないわけじゃないからね。いつも夜ママとお勉強するでしょ?お勉強するのに集中できるのはどっちのお部屋かなと思って聞いてるの。」

息子「はーいかぼちゃん人いっぱいのところ嫌でーす!仲良しクラスがいいでーす!」



ほぼ誘導してしまいましたが、一応息子も少人数がいいという事で、かぼちゃんは小学校に入ったら仲良しクラスでお勉強しようねという話をしました。

今でこそクラスのお友達と仲良くしていますが、年中まではほぼ一人か弟と一緒に過ごしていた息子。
そんな彼が「みんなと一緒がいい!」と言えるようになり療育での効果が出て周りに興味を持ち出した事がとても嬉しいです。

しかしやはり子供が多い所はまだ苦手で、給食の時間は3~5歳児さんのお部屋で食べていますが、おやつの時間は0~5歳児全員集まった部屋で食べるという事が出来ず、一人別の部屋か調子が良ければイヤーマフをつけて先生達の所で食べています。(息子の園は縦割りなので0~2歳、3~5歳と分かれて部屋で過ごします。)
コロナ前の校外学習では子供の多い所だったせいかパニックを起こし、途中一人だけ保育園へ帰って来た事も。


主人には過保護だと言われますが、やはり私としては少人数で過ごせる環境が息子には合っているんじゃないかと思い、息子も(私が誘導したあげくに質問の本当の意味は分かっていないと思いますが)少人数の部屋がいいと言ってくれたので、もうこの時点で支援級にしようと決めました。


後はクラスの希望を委員会に提出する2週間前に発達外来の予約が入っていたので、主治医にどう思うか相談するだけでした。