自閉症スペクトラム(広汎性発達障害)の息子の成長日記

自閉症スペクトラム(広汎性発達障害)の診断を受けた3歳の男の子の成長記録。療育のこと、日々の出来事。0歳の少し神経質な赤ちゃんとの生活も。

支援学級の見学

定期的に市の方と息子の発達相談をしていると、ほとんどの方が「早めに学校見学に行っておいたほうがいい」と勧められるので今月行って来ました。


相談員さんによると「在籍している園から小学校に連絡を取ってもらうといいですよ」と教えてもらったので息子の担任の先生に相談すると、日時も決めてくれ、園長先生と担任の先生も一緒に着いてきてくれました。



少し前から息子の体重が減るのが続き、貧血も発覚し、鉄剤を処方されましたが体に合わず余計ご飯を食べなくなり体重は減るし(元々2歳の平均体重しかありません(T-T))、下の子の発達の診察があと数日後にあり、下の子の療育が決定してしまったら発達障害確定だ… と泣いてしまったり、ここ数ヶ月情緒不安定でとりあえず人前でも涙が止まらないという感じでした。



小学校に入ると教頭先生が案内してくれました。
朝イチから普通級→知的級→情緒級と見させてもらい、私が授業を見ていて気になったことを質問すると教頭先生が答えてくれました。
答えられない時は支援級の先生に聞いてくれていました。


一通り見せてもらった後、質問があればという事だったので私は

・普通級と支援級の教科のコマ数の違いはあるのか

・普通級との交流というのは?

・支援級と普通級の移動は簡単にできるのか

・体育、音楽などの支援はどうしているのか

・オムツで通うのはありか

・給食を残すことはいいのか

・登下校は必ずグループに参加しなければいけないのか

など聞きました。
一つ一つ丁寧に答えてくれました。


支援級の見学をさせてもらった時、知的級ではちょうど国語の時間だったのですが、みんなスラスラ漢字ドリルを解いていて「おぉ!すごい!」と感動し、次に情緒級を見に行くとことわざカルタを始められたのですが、そのレベルがすごくて。
私も(無知なだけかも知れない)分からないようなことわざもお互い取り合っていて、リアル東大王のように感じました。



何もかもが良かったと納得できたわけではありませんが、授業を見回っていると普通級の生徒も支援級の生徒もみんな教頭先生を見ると「教頭先生~!!(*´▽`*)」と抱きつきに来るんです。


教頭先生に支援級の話を聞いてると、教頭先生自ら支援級の生徒さんを個別に算数を教えているとのこと。

「支援級の子達は一人一人時間割があるのですが、この子にはこの時間は支援がいるなと判断したらその子の時間割を変えさせてもらい、教員が支援につくようにしています。一応支援員が二人いますが正直足りていません。ですが今いる数でやっていかないといけないので、職員で時間を作るようにしています。」
とおっしゃっていました。




支援学級を見学するまでは先が見えず、「このまま小学校に入学してしまったら、かぼちゃんが発達障害だと知られていじめに合うんじゃないか」と思い、毎日不安でした。


いざ見に行くと、思っていたより普通級の子達は発達障害の子を受け入れていて、尚且つ支援級の子達が教頭先生の事が大好きだ!と見ていて伝わってきたので、もしうちの子が支援級に入ってもサポートは大丈夫だと思いました。
だって教頭先生(校長先生も)って普通イメージが薄くないですか?生徒と関わることが普段ないので。
そんな先生が普通級の子も支援級の子も抱き付きにいくってかなり親密なんだなって。



今までは息子が今のレベルのままで小学校に入学するイメージしか出来なくて、「そんなの無理だ(T-T)」と思っていましたが、支援級を見学させてもらうと年相応のドリルを使っていたり、大人しく話を聞いているところを見ると「そうか。発達障害でも成長はするんだから、ちゃんと小学校で過ごせるようになるんだ。先生達もちゃんと考えてくれるんだ。」と思い、安心し少し不安が減りました。