自閉症スペクトラム(広汎性発達障害)の息子の成長日記

自閉症スペクトラム(広汎性発達障害)の診断を受けた3歳の男の子の成長記録。療育のこと、日々の出来事。0歳の少し神経質な赤ちゃんとの生活も。

発達障害の確定④ 目を合わさないことに気づく

病院での発達検査から市の発達検査までの間、息子の視線を見ていました。

名前を呼ぶとちゃんと振り向く、見つめる。 けど… 「かぼちゃん、今日お散歩行った後何しよっか」 と目を見つめながら喋りかけると、息子も私の目を見つめるけど、数秒経つとなんか変な目のそらしかたをします。 上手く表現出来ませんが、なんか街であまり関わりたくない行動をとってる人を見つけてしまって、「なーんか危ない奴見ちゃったぜ~」みたいな感じの目のそらしかたでした。

ん? これが目が合わないってやつ? と思い、何度も何度も話しかけるたび息子の目を見つめるのですが、やはり数秒で目をはずされてしまい、みつめあうことが出来ません。

散歩でご近所さんに会うと必ず話しかけてもらえるのですが、いつも話しかけてくれている様子を息子の後頭部から見てたので息子の表情が分からず、発達検査の結果が出た日からはさりげなく視線が見えるポジションに移動すると。

全く目を見ていませんでした。 ご近所さんはわざわざしゃがんで息子の目の高さに合わせて会話してくれているのに、息子は顔は向けているけど視線はどこに向けているのか、自分の世界に入っているような虚ろな目をしていました。

この時に私の中で 「本当に息子は発達障害なんだ。」 と受け入れ、まだ心はモヤモヤしながらも息子の行動一つ一つを意識して見るようになりました。

私とは目は合わせるけど、それも少しだけ。 他の人とは全く目を合わさない。 数字大好き。 文字大好き。 くるくる回るの大好き。 くるくる回る物も大好き。 異様なこだわり。 自分のルールからはずれると激しい自傷行為。 バイバイするときは必ず逆さバイバイ。でも顔は必ず手を振っている人と違うほうを向いている。

どれもこれも発達障害児に当てはまります。 でも、病院で診断された中に書かれてあった「言語理解は困難」ということだけは受け入れられませんでした。 息子は自分の世界によく入って、話しかけても話が聞こえていないときはありましたが、話が理解できないからといって癇癪を起こしたことは一度もなく、どちらかと言えば結構聞き分けの良い子で、「これしたらダメだよ~」「時計の長い針が12を指したら帰るよ~」と前もって言えば従うし、一度人を叩いてしまったときも私が本気で叱ると(その瞬間は怒られたことに対して癇癪を起こしますが)、それからは人を殴ることなど一度もしていません。

発達障害というのは納得しましたが、この言語理解は困難という診断は次の市の発達検査で意見を言わせてもらおう…と心に決めていました。

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