自閉症スペクトラム(広汎性発達障害)の息子の成長日記

自閉症スペクトラム(広汎性発達障害)の診断を受けた3歳の男の子の成長記録。療育のこと、日々の出来事。0歳の少し神経質な赤ちゃんとの生活も。

発達障害の確定⑤ 市の発達検査2回目

市の発達検査2回目の日。
息子も知っているよく行く市の施設です。



この日はたまたま主人の仕事が休みだったので運転手がてらついてきてもらいました。




この発達検査、かなり混んでいるのかだいぶ待ちました。





名前を呼ばれると、そこは息子がよく知っているオモチャがいっぱいある部屋。
この施設で市のイベントが行われると、必ずこの部屋に立ち寄って遊ぶので自分のお気に入りのオモチャの場所なども覚えているのです。




前回の臨床心理士の先生が呼び掛けます。
「かぼちゃん!こんにちは!」

息子は先生の目を見るどころか、誰もいないかのような様子で先生の真横を通り過ぎオモチャの場所に向かいます。



私は「先生…小児科の主治医からこれを渡してくださいと言われました…」
と、発達検査の結果が入った封筒を渡しました。



臨床心理士の先生はそれを受け取って
「ふんふん……はい、なるほど。お母さん、この小児科で受けられた新版K式発達検査の結果は聞かれましたか?」


と言われ、「結果の紙をもらいました」と見せると、

「あぁ、一緒の物ですね。じゃあこの紙で説明します。」


とこないだの小児科と同じようにDQの説明をしてくれます。



でも私はこの結果に納得していない…
結果というか、言語理解は困難という部分だけは納得できない。


「先生。言語理解は困難と書かれていますが、息子は言葉は理解してると思うんです。この子は体の部位の名前も覚えているはずなのに、いつも私が聞いても必ず違う答えを言うんです。でも私がわざと間違えて耳はここだよ~と言って目を指すと怒るんです。そこは違う、耳はここ!とジェスチャーをするんです。体だけじゃなくて乗り物のおもちゃでもです。ヘリコプターを電車と言ったら違うよ!とアピールするんです。」
と言ったのですが。








先生は
「いつもしている動作などは、言語理解ではなく小さい頃からの学習で覚えているのだと思います。ドアを閉めて、新聞をとって、など言葉として理解しているわけではなく、これを言われたらこれをするんだと小さいときから学習しての動きだと思います。」
と言われます。


いやいや、それとこの話は違うよ…





と思っていると、今まで黙っていた主人が



「息子はこれをして、あれをして、と言えばちゃんとしてくれるんです!分かってるんです!!」


と突然喋りました。怒りを抑えている感じでした。




先生がそれを見て、私たちの様子を見ながら喋ります。


「封筒に同封されていたんですが…「この子の療育のフォローをお願いします」と小児科の担当の先生が書かれています。多分ここの病院では療育が出来ないのでウチ(臨床心理士の先生が派遣されている病院)で…ということだったんでしょう。小さいときから見てるからこそ、かぼちゃんの気になるところを書かれています。」
「私が紹介状を書くので、お母さん。病院に予約を取ってもらっていいですか?それでも小児科は3~4ヶ月待ちなんですが…」





と言われ、私は聞きました。

「先生。その小児科の発達検査を受けたとき、家では出来るのにってことがいっぱいあったんです。本当に発達障害なんですか?」




臨床心理士の先生が


「僕は医者じゃないから診断も出来ないし、診断なんて出来る立場でもないですが、…この子は発達障害だと思います。」


と言われました。




すごい重い気持ちのまま家に帰りました。




が…



もうこの時は出産1ヵ月前で、息子が発達障害確定なんだ…と思う気持ちと、もうすぐ赤ちゃんがやってくるという気持ちでそこまで落ち込んでいませんでした。



とりあえず療育の病院の受診をするにしろ、第2子を出産してからじゃないと無理じゃん…という感じだったので、3~4ヶ月待ちで良かったと思えるほどでした。


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