自閉症スペクトラム(広汎性発達障害)の息子の成長日記

自閉症スペクトラム(広汎性発達障害)の診断を受けた3歳の男の子の成長記録。療育のこと、日々の出来事。0歳の少し神経質な赤ちゃんとの生活も。

診断前の息子③ 数字愛の開花、文字大好き

もともと早期教育に興味のあった私は、生後半年ほどから毎日日本語の絵本を20冊、英語の本を5冊ほど読み聞かせ、基本家でテレビをつけるときは英語のアニメにし、主人といるときは日本語、息子と二人でいるときは英語で話しかけていました。(話しかけると言っても義務教育レベルの英語すら怪しい私は、「英語で子育て」的な本を参考にしていました)

なので言葉が出ていないのも英語、日本語で話しかけているからだろうと思っていて、実際どちらの言語で話しかけても理解しているように見えたので(ドア閉めて、電気つけて、絵本はどれがいい?など)、特に言葉に関しては何も思っていませんでした。

1歳になるころには文字に興味を持ち出していたと思います。
絵本の「だるまさんが」を読むと、必ず指でリズムをとりながらひらがなを一文字ずつ指していました。



1歳になる前に主人の友人がアメリカから出産祝いを贈ってくれた中に1~20までの数字のカードが入っていて、それを一枚ずつ見せるととても真剣に見つめていました。どのオモチャよりもそのカードが好きで、1歳を過ぎる頃には絵本よりもこのカード読んで!と催促します。
数字が好きなんだー。と軽い気持ちで公文のかずカードとお風呂に貼れる100まで書いてあるポスターを購入すると大喜び。
毎日何回も何回も読んでと催促してきます。



1歳3ヶ月頃には100円玉を見つけると指をさして「100だよ!」とアピールしていました。
絵本の物語で、1歳の子の誕生日ケーキが出てくると「1!1!」と自分の人差し指で1を作ってアピール。

もうこの頃には絵本よりも数字が大好きで、お気に入りの絵本以外は物語よりもページ数を見て楽しんでいました。レストランに連れていっても、メニュー表を渡せば大人しい息子。
今思えば100以上の数字がいっぱいあって感動していたのだと思います。




言葉の発達の遅さよりも、この異常なほどの数字好きのほうが気になっていました。

普通の1歳ってこんなに数字好きなの?
普通って積み木とか車遊びが好きなんじゃないの?

と思っていたのですが、主人の親戚にお医者さんがいて、そのお父さんがうちに遊びにきたときにうちの息子の話を聞いて「いや~うちの息子(お医者さん)の小さい頃にそっくりだ!うちの子も小さいときから数字が好きで小学校の頃には子供図鑑を丸暗記しとったぞ!」と教えてくれ、その話を義母にすると「やっぱり!!うちの孫は賢いんだわ~!!!」と喜んでくれたので、息子は私と違って頭がいいだけなんだ良かった!と、息子を天才児だと思うようにしました。



1歳4ヶ月になると全く絵本なんて聞いてくれません。
本をめくってもページ数を指差すか、文章の中のどこかに数字がないか真剣に探すという独自のルールで楽しむだけ。
でもたまにひらがなの「が」を見つけると指をさすことに気づきました。
もしかしてひらがなも好きなのかな?
さっそくひらがなのポスターを買ってあげるととても大喜び。
すぐに覚えました。


子供ってこんなに一瞬で文字を覚えるんだ!
と思い、面白くなった私はカタカナとアルファベットもポスターを購入しました。
1歳半にはひらがなカタカナアルファベット数字二桁までは理解していました。