自閉症スペクトラム(広汎性発達障害)の息子の成長日記

自閉症スペクトラム(広汎性発達障害)の診断を受けた3歳の男の子の成長記録。療育のこと、日々の出来事。0歳の少し神経質な赤ちゃんとの生活も。

今日のピアノ教室

ピアノを習いだしてから、毎日「ぴあの ひく」と言ってきらきら星を1時間ほど弾き続けてます。
(きらきら星を習ってるわけじゃないんだけどな(^^;)



息子はまだ小さいから30分間ピアノを弾き続けるわけではないと説明されてたのですが、私の想像では歌って~踊って~はい少しピアノ触ろう!みたいな流れだと思っていて、結構自由な感じ(療育でいえば言語療法の授業より作業療法のようなイメージ)を想像していたのですが。




結構きっちりしてますね!(¨;)
最初は挨拶から始まり、正座で先生に挨拶します。
息子、結構アバウトですが先生はにこにこ。


ドレミファソの体操
ドは膝、レは太ももなど体の部位に音があるらしい。
ドドドーレレレーとリズムをつけてソまで体操。


音符カード
ドの音符(先生いわく串団子さん)とレやファなど五線の隙間にある音符の絵カードを見せて、先生が持っているカードと同じものを取らせる


磁石遊び
五線がひかれてる黒板に丸い磁石でドやレの場所に置かせる


指の体操
親指と親指をくっつけ、人さし指と人さし指をくっつけ…と小指まで続けます


ピアノに触る
ピアノの椅子に座る前に必ず「よろしくお願いします」と挨拶。
ドレミファソを弾いてから教本にうつる



音符の書き込み
自分で音符を書く練習。
今はピアノでドとレを習っているので、丸を書いて真ん中に線をひいてドを書いたりしているみたい


最後にピアノ
息子はきらきら星が好きなので、いつも息子がきらきら星を弾いて先生が伴奏をつけるという流れで終わってます。
最後はまた正座で挨拶。



充実した30分!
毎回息子は「ぴあの 楽しかった」と言います(^^)
(私から楽しかったか尋ねないと答えてくれませんが)


しかしこの内容を見ていて、発達障害の息子ならではの問題点が…


・リズム体操が苦手
もともと模倣が苦手な息子です。
教育テレビの子供たちが踊っている番組や、こどもちゃれんじの教材を見ても踊っている子供たちを無表情で見つめるだけで踊るなど真似をしたことは一度もない


・頭のかたさ
カードゲームでは、先生が串団子さん取ってください!と言って真っ黒な音符に棒が刺さっているカードを見せるのですが、息子はそのカードと同じカードを数枚得意気に先生に渡します。でも先生は「まだあるよ!」と言うのですが、それは真っ黒な音符ではなく白い音符(二分音符って言うんでしたっけ?)なんですよね。
先生がこれも串団子さんだよ~!とカードを見せると、息子は「それ同じじゃないよ」という不満の顔をしている(最後は諦めて渡しますが)


・逆さバイバイの要領
少し前、先生が指の体操をするとき対面で教えてたんですよね。なので先生は「見て~!親指と親指さんくっつけるよ~」と向かい合って息子に見せるのですが、息子は先生が手のひらを自分に向けているので逆さバイバイの要領で自分のてのひらを自分に向けるんですよね。

なので息子は親指と親指をくっつけたいのに、なぜか先生と違い小指が隣どうしになっているので「???」という感じで。
(これは先生が教え方を変えてくれたので今回はスムーズに体操ができました)


・筆圧の弱さ
文字を書くことは好きな息子ですが、鉛筆だと筆圧が弱いのでいつもボールペンかサインペンで遊ばせています。
音符を書くときに鉛筆なので薄すぎる気が…(--;)




この他にもあったのですが、やはり発達障害というのは個性的だなと思います。
好きなことはとことん好きになる子なので、ピアノに通いだしてからより一層ピアノが好きになったらしく、毎日1時間(トータルするとそれ以上)は弾いてます。
なぜかドレミファソラシドときらきら星以外は弾いてくれませんが(^^;


毎日きらきら星を弾いているからか、突然黒鍵の一つ一つ音を出していったと思ったら、黒鍵できらきら星を弾いたり、ドからではなくレやソからきらきら星を弾いたり(しかも全部音程が合ってる)、今日は突然指を2本使って弾いてみたり(何て言うんだろう…ドドソソララソをドミ・ドミ・ミソ・ミソ・ファラ・ファラ・ミソ~と二つの音で弾いてる?と言うのかな…)、どんどんきらきら星が進化していってます。



先生におうちではピアノを楽しんでいるか聞かれたので、毎日1時間は触っている事、きらきら星を原曲よりキーを上げたり下げたりして弾いている事を言いました。


先生は3歳で1時間もピアノで遊べるのはすごいと言っておられましたが、釘を刺されました。


「3歳でしかも男の子でこんなにピアノに興味があるのは珍しいと思います。これぐらいの子は大抵少しピアノを触ったらすぐに飽きて部屋を走り出しますので(^^)

でもお母さん、覚えておいてくださいね。才能があるなしに関わらず、ピアノを習う上で一番大切なのは本人に興味があるかどうかです。本人は楽しんでやっているのに、大人が過度に期待をしすぎてあれこれ口出しをすると本人はピアノへの興味をなくして触るのを嫌がってしまいます。そんなことにならないように、家ではどんな指の形でひこうが全然構わないので好きに弾かせてくださいね(^^)
五指を使って弾くのはうちで練習しますので♪」



そうだよなー。
才能があったとしても本人が練習したいと思わなければ上達しないもんね。どんなことに関しても。





最後まで読んでいただきありがとうございました。

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