自閉症スペクトラム(広汎性発達障害)の息子の成長日記

自閉症スペクトラム(広汎性発達障害)の診断を受けた3歳の男の子の成長記録。療育のこと、日々の出来事。0歳の少し神経質な赤ちゃんとの生活も。

支援級選択のきっかけ④ ー主治医の意見ー

発達外来に受診しました。

必ず最初に
「かぼちゃんおはよう!」
「椅子に座って~」
「今日はなにで来た?電車?車?」
「誰と来た?」
「朝ごはん何食べた?」
「何保育園に通ってるの?」
「担任の先生は何て名前?」
「保育園では何して遊んでるの?」
「夏はどこか行った?(1月受診の時はお正月どこか行った?)」
など聞かれます。
今回は「何小学校に行くの?」「小学校は家から近い?」なども聞かれました。

質問に答えた後は部屋にある玩具で遊んでいいよ~と言われ、看護師さんが息子を見てくれている間に保護者の話を聞いてくれます。


「OTからの話ではだいぶ人に関心が出てきたと報告がきてますね」
「STからは最近は落ち着きがなく、授業に集中しない事が多いと報告がきてますね(^^; 」
(その後はここが以前より伸びてる、ここがまた課題かななど話をします)

先生が「4月から小学校ですが、お母さんは支援級希望でしたよね?」と言われるのでそうですと答えると、
「最近のかぼちゃんはどうですか?」
「療育に来ることは嫌がっていませんか?」
「最近の家で気になることはありますか?」
など、いつも通りの質問でした。


あれ?学校の話は何もないの?と思い「先生は息子の支援級の選択についてどう思われますか?」と聞くと「私は支援級をお勧めします」と即答されました。


「普通級で支援員をつけようとしてもどの時間につくか分かりません。例えば国語に支援をつけたいのに支援員が少ないので国語につくことができない。本当に支援を必要とするところにつかない事が多いんです。もしつけたとしても一番心配なのは休み時間です。休み時間は教員も誰も見てくれません。支援級なら人も少なく自分の場所を確保できますが、普通級となると休み時間も健常の子と一緒なので落ち着く事ができないと思います。ただでさえ小学校に入ったばかりで保育園とは違う新しいルールを覚えなければいけない事がいっぱいなのに、こんなにこだわりがある子がすぐすぐ順応できると思いますか?まず支援級で小学校の流れを一年かけてでも手厚く教えてもらい、小学校に行くのは楽しい事なんだと理解させるのがいいと思います。最初から普通級に放り込んでしまって、結局馴染めず登校拒否になってしまうというのが一番怖いんです。一番の目標は登校拒否にならないようにする事です。」と言われました。


今回の受診は主人も連れていきました。
主人は普通級希望でしたがやはり目の前で先生から支援級を勧められるとなにも言えなかったようで、家に着いてから「支援級希望で書類を提出するからね」と声をかけましたが無言でした。
もし主人が子育てに協力的積極的だったなら私も主人の意見に賛成したかもしれませんが、仕事柄ほとんど家におらず子供と接する時間がほとんどなく(週一回3時間ほど)、息子が普段どんなことでパニックを起こしているか、今はどんなこだわりがあるかなども知らないのに簡単に普通級を選択しているように思い、ここで主人の意見に従って普通級に入れてしまったら何かあった時に絶対後悔する!息子の事を一番分かってるのは私なんだから私が決める!と心の中で呟き(本人の前では言えませんでした(--;))、無事支援級希望の書類を提出しました。