自閉症スペクトラム(広汎性発達障害)の息子の成長日記

自閉症スペクトラム(広汎性発達障害)の診断を受けた3歳の男の子の成長記録。療育のこと、日々の出来事。0歳の少し神経質な赤ちゃんとの生活も。

短期目標、長期目標

ママと呼んでくれてありがとう
という本を先月末に読みました。多分発達障害の子供を持つ親の中では有名な本ですよね。
私は最近知りました(--;)





発達障害の診断をされた息子のためにお母さんがABAのプログラムを使って自宅で毎日療育して効果が表れ、子供さんの日々の成長を書かれている本だったのですが(かなり雑な説明ですいません)、その子供さんの診断されるまでの様子がまるでうちの子のことを書いたのではないか?と思うほどそっくりでかなりびっくりしました。



このお母さんは自分で毎日一時間自宅で子供に療育を受けさせ、その子に今何を教えるのが必要かを分析してどんどんリハビリしていくのですが、この本を読んで

「私は週一の療育で満足していていいのか?」

「もっと自宅で出来ることはあるんじゃないか?」

「いや、自宅で出来ることがある、じゃなくて、自宅でしないといけないことがいっぱいある!」

と意識改革が起き、家でも息子に療育をしようと決心しました。



ちょうど息子の遊びを教える参考にと買ったABAの本が家にあったので、最初はその本を参考に…
と思ったのですが、その本は教える内容が初級中級上級に分類されていて、週一の療育を受けている息子は初級は8割、中級5割、上級5割ぐらいできているんじゃないかな?という感じだったので(厳密に計算したわけでなく、パッとそう感じただけなので、実はもっと出来る出来ないはあると思います)、これは初級の項目の出来ないところから順番に教えたらいいのか、それとも上級の療育でも教えていないけど教えたら出来そうな項目をしたほうがいいのか迷ったのですが、「ママと呼んでくれてありがとう」の本の中で親御さんが熱心にお友達の会話の返答を子供さんに教えていたのが印象的だったので早速うちも教えることにしました。



この本を読むまで気づかなかったのですが、息子、返答しないんですよね。


息子「お母さん、いま何してるの?」


私「今ねー、食器洗ってるんだよ(^^)」


息子「…………」


という感じで(^^;
この本を読むまでは、息子が無言になるので「食器は何をするものだっけ?」と話しかけ、私から会話をつないでいたのですが、この本を読んでからは「そうなんだ」を教えるようにしました。


本の中では親御さんが保育園での子供たちのやりとりを聞いて、そこで使える言葉を子供さんに教えているのですが、息子は保育園では喋ることがほとんどないのでとりあえず家庭での相づちを教えようと(^^;


あと毎日車に乗るのですが、息子は必ず「今日は上道(高速)行くの?」と聞いてくるのです。
「今日は乗らないよー」というとやはり「…」という感じなので、これも「そうなんだー」「上道乗りたかったなー」という言葉と気持ちを教えることにしました。





「そうなんだー」を教えだした効果なのかは分かりませんが、明らか最近息子の会話が少し変わったような?
私が一歳のぼうちゃんに「ぼうちゃん本当にお菓子好きだよねー(^^;」と話しかけていると、「かぼちゃんはそれ嫌い!」と自分から会話に入ってきたり、言語療法の先生にも「前のかぼちゃんはおうむ返しが多かったけど、最近は会話が成り立つようになってきました!」と褒められ?たり。

と言ってもこの本のように机に向かって教えているわけではないです。
最初は息子と二人机に向かって頑張っていましたが、一歳のぼうちゃんがどうしても割り込んでくるので(--;)




まだまだこちらから促さないと「そうなんだー」とは言えないので、これは長期目標ということにしました。



長くなるので短期目標はまた後で書きます