自閉症スペクトラム(広汎性発達障害)の息子の成長日記

自閉症スペクトラム(広汎性発達障害)の診断を受けた3歳の男の子の成長記録。療育のこと、日々の出来事。0歳の少し神経質な赤ちゃんとの生活も。

謙遜じゃない

この間かぼちゃんを連れて病院の待合室に座っていました。
発達外来の病院なのですが今回は違う科の受診で。


私「かぼちゃん、こないだおもちゃの先生(発達外来の先生)に見てもらったのって何月何日だっけ?」


かぼちゃん「……1月◯日です!◯曜日です!」


私「そうだそうだ。その日に電卓」


かぼちゃん「7月◯日◯曜日、またおもちゃの先生の部屋行きます!」


私「あーその日はね、おもちゃの先生の部屋に入る予約の電話をしないといけない日なんだー。だからその日はここには来ないよ~。というか1月の受診の日に待合室に電卓忘れたかもしれないから帰りに受付のお姉さんに電卓の忘れ物あるか聞こうね(^^)」



と会話していると、隣に座っていたお母さんが
「え……この子すごいですね」
と話しかけてくれました。



私「あ…日にちですか?数字が好きなんでカレンダーの曜日とか全部暗記してるんです(^^;そのついでにカレンダーに書いてる予定も暗記してるみたいで(笑)」


隣のお母さん「すごくないですか!?うちの子なんて予定なんて全く覚えなくて全部私が覚えなきゃいけなくて!!いつもうるさく言わないといけないんですよ~!(隣に小学生ぐらいの子供さんがおられました)」


私「あ、いや…うちも数字が得意なだけで他のことはさっぱりですよ(^^;」


隣のお母さん「数字が得意なだけですごくないですか!?うちの子なんて何にも得意なことないですよ!!」


私「そんなことないですよ~(^^;何かしらありますよ~(^^;ね!お姉ちゃん何するの好きなん?(^^)」


お姉ちゃん「…………」


隣のお母さん「特にないもんね!というか本当にこの子大人しくてかわいい~本当に大人しくていい子ですね~女の子ですか?」


と会話してるところで隣のお母さんが診察室に呼ばれたので会話は終わったのですが、私の中でとてももやもやしていて。





なんで自分の子供をけなすんだろう。
日本人特有の謙遜という文化?
いや、自分の子供が得意なことは自慢してもいいんじゃないの?
私今かぼちゃんの事とてもけなしてしまった。
でも相手の子供さんがあんなに否定されてるのに「そうなんですよ~( ´ー`)うちの子とても数字が好きでカレンダー数年丸暗記してるんです♪( ´ー`)」とか言えない…



でもかぼちゃんは数字だけじゃなくて漢字も英語も算数も簡単なものなら出来るし時計もアナログで読めるし、あいさつも人と目は合わせられないけど出来るようになったし他にもいっぱい得意なことというわけではないけど出来ることがあるのにあの場でけなしてしまったことがかなり後悔で、病院帰りの車の中でかぼちゃんに懺悔しました。


「かぼちゃん…お母さんさっきかぼちゃんのこと数字しか得意なことがないって言ったけど、そんなことないよね。かぼちゃん、漢字も書けるし時計も読めるしトランポリンの上でピョンピョン出来るし、他にもいっぱい出来ること得意なことあるのに間違えて会話してたよね。ごめんね。かぼちゃん数字以外にも好きなことある?」



かぼちゃん「ある!!」


私「何?何が得意?(^^)」


かぼちゃん「書きかたカード!!!漢字カード!!!(°▽°)」


私「確かに!番号まで全部覚えてるもんね(^^)次は間違えないように「かぼちゃんは数字と書きかたカードも漢字カードも得意です!」てお母さん言うね(^^)」









あぁ…褒められると否定してしまう癖を直さなければ(--;)