自閉症スペクトラム(広汎性発達障害)の息子の成長日記

自閉症スペクトラム(広汎性発達障害)の診断を受けた3歳の男の子の成長記録。療育のこと、日々の出来事。0歳の少し神経質な赤ちゃんとの生活も。

魔法使い

おかあさーん、かぼちゃんが信号青にするよ?
ちちんぷいぷいの~…… ぷーい!!!乁( ˙ ω˙乁)







と呪文を唱えて信号を次々青に変えてくれます(*´▽`*)カワイイ
かぼちゃん魔法使いだね~(^^)
誰にその呪文教えてもらったの?と聞くと



「おかあさんだよ?(°▽°)」と。



そんなの言ったかな~?と思い返すと、一時期体重が減ったあげくにそこから全然増えないのでカロリーアップのお薬をもっと足さなければいけない状況になったときに、ダメ元で本人の目の前で納豆にちちんぷいぷい美味しくなーれ!と言いながらカロリーアップのオイルをかけたことを思い出しました。
確かにちちんぷいぷいの呪文にバカウケし、その時は納豆全部食べたのですが、次の日からは納豆断固拒否…
やはり何かを混ぜられるのが嫌だったのね(T-T)




多分その一度ぐらいしかちちんぷいぷいしてないんですが、まさか息子が応用して呪文を使えるようになるなんて感動!(T-T)我が子かわいい!!(T-T)
とまた一人で息子の成長を感じ感動しました(笑)






先月までは会話も2往復続かないレベルでしたが今月はほぼ毎日一人喋り続けていて、前は返事も間をおいてから「…………ハイ」と返してましたが、今は「……うん」と前より反応が早くなり、「今日は上道?下道?」と自分から質問し、下道だよと答えると「えぇ~?!下道ぃ?!( ゚Д゚)下道だったら国道○○号線通るからそこで曲がるんだよ?(°▽°)」と言うようになり、時間ないから上道で行こうかと言うと「上道?!やったぁ(°▽°)♪」と言えるようになりました。


気がつけば療育に通う前や通いだした頃のひどいこだわりも消えていて(と言ってもこれは前のこだわりはなくなってるけど、また新たなこだわりが作られている!(; ゚ ロ゚)という感じではあるのですが、以前のようにたんこぶが出来るまで壁や地面に頭突きし続けたり、一時間以上発狂することはほぼなくなりました)、この間の発達外来の受診でもこの事を伝えると「言葉が思うように喋れるようになり、自分の伝えたいことが言えるようになるとそういうこだわりがぐんと減るんですよ(^^)」とのこと。



最近のこだわりと言えば…
どれだけお腹が空いていてもスティックパンは3本しか食べない。とか

トイレを流す時は私と一緒。とか(これは息子がレバーを触れないからなのですが)

ご飯の時間(朝以外は12時、15時、18時と決まっている)が一分でも過ぎるとなぜか30分後に食べようとする。とか

家の中でも水筒で飲む。とか

お風呂での体や頭を洗う順番、上がった後のドライヤーや歯磨きの順番など本人が考えている順番で進めてあげないと怒る(でも発狂はしなくなった(^^))。とか?

あ、保育園の終わりの会で爪を切りましょうみたいな話題が出ると必ず「終わりの会で先生が言ってたの~爪切る~」と言って私に切ってもらうまでずっと待ってる…
週一ぐらいで報告してくれるので息子の爪はいつも短いです。




一年前は「なんでこんなことで発狂するの~?もうやだ~(--;)」と思う事が多かった気がするのですが、最近のこだわりはなんかかわいらしい事ばかり(^^)

以前の無口な息子もかわいかったのですが、最近のお喋りになった息子もとてもかわいくて日々メロメロです(*´˘`*)♡

絵本の読み聞かせって難しい

初代STの先生に「絵本の読み聞かせは毎日してもらいたいです」と言われてから早一年半。
一応毎日(本人が寝落ちしてしまった時以外は)続けてきました。



初代の先生の時は授業で2歳対象かな?レベルの福音館?の本を読んでいたのですが(必ず「どちらがいい?」と息子に選択させるのですが、必ず決まった本を選ぶのでうちも同じものを買って家で読んでました)、今の先生は童話の本を使うので、うちも何種類か同じものを購入。


二代目の先生が使うのは童話のしかけ絵本なのですが「初代先生の本よりレベルが高い、絶対!!( ; ロ)゚ ゚」と思っていたのですが、初代の先生と二代目の先生… 読み方が全然違うんですよね(--;)



初代の先生は「落語家か!?( ; ゚Д゚)」というぐらい顔や手や声を使って絵本を読んでいましたが(しかも絵本の文章とか関係なく創作して読んでいました)、今の先生は淡々と読み上げ、(例えば大きなカブだと)ページごとに「かぼちゃん、次は誰がカブ抜くの手伝いに来たの?」と質問。
初代の先生は質問なんてしなかったので私の中で「ん!?」という感じでしたが。



初代の先生の時は息子の言葉が出ていなかったからこんなに読み方のスタイルが違うのかな…
と思いながら今の先生の絵本の読み方を見続けたのですが、息子は毎回同じ絵本を選ぶのに全然絵本の内容を理解してないんですよね。



やはり淡々と読んでるだけじゃ、絵だけじゃ理解出来ないんだ!と思い、療育で使っている本を私なりに顔や声、手の動きなどをつけて毎日読み聞かせすると息子は内容を覚えました。


ドクターからの指示で発音の矯正の指示も出てるので最近は絵本にまで手が回らないようで授業で読んでもらえないので私が「いつも読んでいる本の内容を覚えてしまって、こちらが質問しても全部答えられるようになった」と言うと


「本で見えないところを質問したほうがいいですね~。今この子はどんな気持ちかな?とか、なぜこんな事をしたのかな?とか聞くといいと思います!」



と教えてもらったので、さっそく家で実践。
三匹のこぶた。療育で必ず選ぶ絵本です。




私「かぼちゃん、なんで狼はワラの家をふーしたの?」


かぼ「………ふーしたいから…?(自信なさそう)」


私「そうそう!おうちに入れてくれないから怒ってふーしたくなったんだよね!」


私「なんで狼は煙突からおうちに入ったの?」


かぼ「…………!!(°▽°)ぶたさんの事が好きだから!」


私「…!?( ゚Д゚)おぉー!?確かに好きだよね!豚肉美味しいよね!煙突から入って捕まえたいぐらい美味しいよね!」


私「狼、お腹空いてたんじゃない?狼がお腹空いた~狼は動物を食べるんだぞ~!!お!そこに豚さんがいるじゃないか~!!食べてやる~がおー!!!」


かぼ「……お腹空いてたから……?(゜゜;)」


私「正解~!!!(^ー^)」



うーん、私の読み方って合ってるのか次の療育で聞かなければ…
息子、本当にどうやって絵本を楽しんでるんだろうと思うぐらい内容を理解してなくてビックリです。

親子遠足でパニックを起こす

この間親子遠足に行って来ました。



博物館だったのですが、園児にはまだ少し早いのでは…?(^^;
というジャンルの施設に感じましたが、週末ということもあってか色んな所の保育園の児童がいました。


息子も最初は大人しく私について施設をまわっていたのですが一時間ほどで見尽くしてしまい、もう一度施設をまわろうとした私の腕を引っ張り「もうここはイヤ!(>д<)ノ」と無言ですが態度と顔でアピールするのでとりあえずロビーのソファーで時間を潰すことに。


昼食の時間になり、食べる場所が決まっていたので「ご飯の時間になるからお友達の所に行こうか!」と私が施設のパンフレットを息子に見せながら「ここでみんなと食べるんだよ~こうやってこう行こうか」とルートを教えていると息子突然発狂。


「かぼちゃん行かない!!」


私「みんなでご飯食べてここに来た記念に写真うつすんだよ?行こうよ~」


「行かない!行かない!!行かない~!!!ぎゃーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」



と叫びながら館内全力疾走(  Д ) ゚ ゚
昼時だったので他の園の方がいっぱい集まっていて、その中を走り回るのでなかなか捕まえられず立ち入り禁止の場所にも入って逃げ回るという…(T-T)



やっと捕まえたと思った時にはすでに走り回って40分程たっていました。
すごいね。4歳にもなるとそんなに走り回れるのね(--;)と少し感動しながらも久々のパニックに動揺。



息子は叫び泣きながら「かぼちゃん、お弁当、お外で、食べるぅ(TДT)」と言うのですが、勝手に施設から出て食べても心配されないかな?と迷っているとやはり私たちを探しに来た先生たちがヽ(´Д`;)ノ



先生たちが来たときには落ち着いていたのですが、先生が「みんなと一緒に食べない?」「ここのルート通って行ったら色んな動物見れるよ~!」など説得してくれていたのですが、頑なに拒否。
結局私とかぼちゃん、乗ってきた大型バスを見ながらお弁当を食べました(笑)
その後もその施設には入りたくないというので帰るまでずっと駐車場で時間を潰すことに…(--;)




前から思っていたのですが、息子、保育園とかでは全く発狂しないらしいんですよね。
なので先生も今回のことでびっくりしていました。
多分内弁慶?外面がいいんだろうな(^^)




この話を言語の先生にすると「聴覚過敏な子は子供の声が苦手な子が多いので、もしかしたらかぼちゃんにはかなりうるさく感じたのかもしれないですね~」とのこと。
おぉ、多分それだ。と納得。
私から見てもかなり子供が多かったもんね。
普段あんなに子供の声を聞くことがないから初めての体験だったんだね。



帰宅してパパに「遠足楽しかった?」と聞かれると「楽しかった!(^∇^)」と答えていたので良かったです(^^)



「国道○○号線通って県道○○号線行ってまた国道通って~」と主人に熱く語っていました(^^)

親子遠足

もうすぐ親子遠足です。



普段保育園でお弁当を作ることはないのですが、年に一度このイベントだけは用意しないといけません。



息子のかぼちゃん、去年の親子遠足の時は食べられるものがほとんどなく…
スープジャーに具無しのカレーを入れてタッパーに白ご飯を入れるだけのかなりシンプルなお弁当で行きました(--;)
↑当時の息子にとっては一番華やかなメニューでした



他のお家の方は「何時間かけたの?!」というような豪華なお弁当で……
私はカレーに白ご飯と、とても楽でいいのですが、ちょっとぐらい周りの子のように「お母さん、お弁当にこれ入れてよ!」とか言ってくれたら嬉しいかなと思います。


今年も「遠足のお弁当何食べたい?」
と聞いたのですが返答しないので、おにぎりとカレーと卵焼きとゆで卵どれお弁当に入れる?と聞くと
「全部入れるよぉ?」とぎこちなく返事してくれたので(全部食べたいのね笑)、リクエストに答えて全部用意していこうと思います(^^)

つ が ちゅ に

最近S音の話を書いた気がするのですが、毎日本当気持ち程度ですが舌の運動をさせ、ありがとうございま「す」の音が変な時は声をかけるようにしたら最近は本人も意識するようになったのか息を吐いて「ありがとうございまFU!」と言うようになりました。



その効果なのか?、ここ数日「つ」を「ちゅ」と言うようになってきました(--;)
最初は聞き間違いかなと思ったのですが、「かぼちゃんいちゅもちてる~(かぼちゃんいつもしてる~)」と今日も言ってたのでたまたまではないようです。
言い直しさせるとちゃんと「つ」と言えるというか、言えてるように聞こえるんですけど…


もしかして私が気づいてなかっただけで「つ」の発音も元々上手に出来てなかったのかな?
GW明けの療育で先生に聞かなければ(-""-;)

S音

療育に通いだして来月で一年半。
最近は自分から話しかけてくれて本当に成長したなと思います。
話しかけてくれる内容は「ねぇお母さん、(Googleマップを見ながら)国道○○号線のどこどこからここまで街灯いくつあるか言ってみぃ?( ´ー`)」や「ねぇお母さん、国道○○号線の○○トンネルの次のトンネルは何なのか言ってみぃ?( ´ー`)」とかなりマニアックですが(^^;




冬の発達外来の受診で滑舌の悪さを指摘された息子。
元々療育に通いだした頃はほとんど喋ることもなかったので喉や口の周りの筋肉が発達していないと言語聴覚士の先生に言われていたのですが、ドクターから滑舌改善の指示が出たとの事で冬から週一の言語の時間は少しシャボン玉を吹いてます。



強く吹いたり弱く吹いたりして、細かい玉や大きな玉などを作って遊ぶのが楽しいらしく、息子はシャボン玉の時間が大好きです。


「かぼちゃんはさ行を発声するのが難しくて、代わりにた行を使って喋っているのでS音の練習をしていこうと思います!」
と説明されました。



療育で先生達が息子にしてることは家でも真似できる範囲でしています。
シャボン玉もほぼ毎日お風呂でふかせて、吹くという行動がいいのかな?と思い、リコーダーや小学校の先生が体育のときに吹くような笛を買って遊ばせたり。(かなりの田舎で隣の家がとても離れているので昼夜問わず遊ばせてます(^^;)
始めた頃はラッパも弱々しく音なんてほとんど出ていなかったのですが、最近では「もうやめてー!(T0T)」と思うぐらいうるさく吹けるようになり(笑)



あれ?
こんなに上手に吹けるようになったけど滑舌はまだまだ子供っぽくない?



と思い、言語療法の先生に聞いたんです。
一応家でも毎日シャボン玉を吹かせているのですが、他はどのような工夫をすればいいですか?
と聞くと、さすがプロ!!!という返しが。



「今シャボン玉を吹いているのは口の周りの筋肉を発達させるためです。強く吹いたり、弱く吹いたりしてかなりコントロール出来るようになったなと思います!でもS音というのは言語の中でも難しい音で、舌を下の歯の上に持ち上げないとでないんです。」


「かぼちゃん、最初に来るS音は発音出来てるんですが(スイカなどははっきり言えます)、語尾の「お早うございます」の「す」や「ありがとうございます」の「す」は空気を吸って発音してますよね?」


「やってみると分かると思うんですけど(と言って先生が舌を出しながらシャボン玉を吹いてくれる)、このS音の練習って大人がするのも結構大変なんですよね。」


「舌が上がらないから、まだ口の筋肉が発達してない子達はS音をたちつてとに置き換えて言ったりします。とうもろこしをとうもろこちって言ったり。」


「あとはF音ですね。「す」を「ふ」って言ったり。これもF音の場合舌が下に下がったまま発音するからです。」


「なので本当だったらストローなどを使って舌を下の歯の上におかせてからふかせるとかするんですけど、かぼちゃんはまだ年齢的に出来ないと思うのでシャボン玉を使ってます!」



と説明されて納得。
息子、「おはようございます」の「す」を吸って音を出したときに毎回私がすぐさま注意。
「あれ?喋るときはシャボン玉吹くみたいに息を吐くんだよ?ございま「すぅ?」」とオーバーリアクションをしていると「ございま「ふぅ!」」とずっと言ってたんです。
「出来るじゃーん!!!(*´∇`*)」と毎回褒めてはいたのですが、本人なりに褒められてはいるけど何か音が違うと思うのか定着せず。
やはり舌の筋力が足りないから本人は「す」と言いたいのに「ふ」と言ってたんだ!




言語の先生に教えてもらってから一日三回必ず舌の体操をさせるようにすると(と言っても適当な動きですが)、 その効果なのか今日体重管理の病院で綺麗なS音を喋りました。
でもその言葉が何だったのか覚えなく(T-T)
言われた時に「え?!今超4歳児っぽい喋りだった!」と思い褒めたかったのですが、弟のぼうちゃんに気をとられていて(T0T)




S音を長期目標にするか短期目標にするか迷っています。