自閉症スペクトラム(広汎性発達障害)の息子の成長日記

自閉症スペクトラム(広汎性発達障害)の診断を受けた3歳の男の子の成長記録。療育のこと、日々の出来事。0歳の少し神経質な赤ちゃんとの生活も。

今日の療育 ー飽き性なのは感覚が鈍感なせい?ー

作業の時間
・かぼちゃーん!これしようよ!と先生に誘われると「しない!」と言葉で断れるようになった。(音声はなし)
・お友だちが使っている遊具に近づいた。その子のPTの先生にボールを渡して遊んでもらっていた。



PTの先生から、「かぼちゃんは感覚が鈍いですね」と言われました。

先生「この子あまり痛がらないでしょ?これは感覚が鈍いって言うんですよ」

私「鈍感ってことですか?」

先生「うーん。良く言えば鈍感ですね。」
先生「かぼちゃんって遊具で遊ぶの長続きしないじゃないですか。つまみ食いのようにこれやってすぐあれやってって…これは感覚の鈍さのせいだと思います。」
先生「本人、とてもすべり台は好きそうなんですが、普通に滑るだけだと満足できてないんですよね。でもすべり台を滑った後に僕にかなり高い高さからボールプールに投げ飛ばされたらとても喜んで、何回か続けたら自分からすべり台を滑って投げられるのを待っている。ずっと続けてましたよね?」
先生「これは例えばの話ですが、車の運転でかぼちゃんのお母さんは40キロで走るのが普通だとします。僕は50キロで普通だとします。かぼちゃんのお父さんは60キロが普通だとします。多分かぼちゃんは僕たちの上をいく70キロ~80キロのスピードで走るのが普通に感じる子なんだと思います。」
先生「普通の子ならこのすべり台でも楽しくずっと遊べますが、かぼちゃんにはこのすべり台はあまりに安全運転すぎて楽しめないんですね。なのでいつも遊具に集中せず、すぐに目遊びに移ってしまう。すべり台に大きいボールをのせて滑らせる、ブロックをのせて滑らせる、それにも飽きたら道具を使って数字を作って遊び出す。これは全部目遊びです。」

私「それは…公園に連れていったらアクロバティックな滑りかたをさせたほうがいいって事ですか?(¨;)」

先生「いやいや!それは怪我するんで止めてください(笑)大きい公園によくあるローラーの長いすべり台とかだったら好きだと思いますよ~」

との会話で終わりました。
確かに予防接種のときも一瞬泣くだけですぐケロッとするし、少々頭をぶつけただけだったら何事もなかったかのように自分の作業をしている息子。
公園に連れていっても「すべり台」とは言うけど2、3回滑ると飽きて数字を地面に書き出す息子。

こんなところにも発達障害の特性が出てたのかー。
確かに療育に通いだしたばかりの頃、PTの先生によく「こんなに遊具いっぱいの部屋にいるのに全然興奮しないんだねー。かぼちゃんは子供らしい興奮があまりないねー」と言われていました。
私も「イオンのキッズ広場(有料)だったら大興奮で1時間じゃ足りない!」と泣き叫ぶのに。無料の遊び場じゃ興奮しないのかな?と心の中で思っていましたが(^^;
本人の中ではちゃんと理由があったんですね。


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