自閉症スペクトラム(広汎性発達障害)の息子の成長日記

自閉症スペクトラム(広汎性発達障害)の診断を受けた3歳の男の子の成長記録。療育のこと、日々の出来事。0歳の少し神経質な赤ちゃんとの生活も。

2回目の発達外来の受診 ー偏食と保育園ー

5ヶ月ぶりの発達外来。



「おはよう、かぼちゃん!」
と先生に声をかけられると、目は見ないもののちゃんと先生のそばで立ち止まる。

「椅子に座って!(^^)」
と言われると素直に座ります。

先生がペグボードのような玩具を取り出し、赤と青の棒を片手に一つずつ持ち、
「赤はどっちかな?」
と尋ねると、素直に赤を選びます。

「その赤、お母さんに渡してー」
と言われると、また素直に私に渡してくれます。



次に片手に青、片手に緑の棒を持ち、
「青はどっち?」
これも正解。

「青の棒お母さんに渡してー」
これも渡してくれます。

「これは難しいかな?緑はどっち?」
と次は緑と黄色の棒を持って尋ねます。


「そんなの簡単だよ~」
と言わんばかりのスピードで緑を選びます。

「すごいじゃん!緑分かるんだー!!」
と先生が褒めてくださり、それをまた私に渡して…


次は私が預かった棒をボードにはめる遊びです。
「ママが持ってる棒全部もらってこの板にはめてごらん~(^^)」
と先生が言うと、ちゃんと赤は赤い棒の列、青は青い棒の列にはめます。

全部元に戻すと
「いいよ~かぼちゃん!おもちゃ好きなので遊びな!」
と声をかけられてからおもちゃ箱に突進してあさりだします。




「お母さん!かぼちゃんすごいです!まさか声をかけて椅子に座れるなんて…これはかなりの成長っぷりです!!」
「こちらが言ってることも理解して少しですがやり取りも出来ていますし、まさかこの短期間でここまで伸びるとは……」


「本人は療育は楽しく通っていますか?」
うちの子は療育がとても好きで、療育の日に「今日はすべり台とパズルの日だよ」と言うと玄関まで走って「行く」と張り切ります。(まだパジャマじゃん(^^;と言うのですが)
それを伝えると

「うーん、すべり台とか遊具目的かな?それでも本人が楽しければいいですが(^^)PTとSTの報告でも楽しく受けているとかかれていますね。」

「そろそろ身辺自立を促したいところですね。自分で洋服を着るとか。身支度ですね。」


「ところでお母さん、偏食はだいぶ減りましたか?」
と聞かれました。
減るどころかより一層増えて大変だと伝えると

「PTとSTに私から指示を出しましょう。言語聴覚士は口の動きのリハビリのプロなので、動かし方などチェックして教えてくれますよ。お母さんもインターネットなどで勉強して、食べ物の工夫をしてみてください。すぐすぐは受け付けないかもしれませんが、保育園に入って子供たちに揉まれると意外と食べ出す子が多いですよ。」

「もしかしたら子供たちに影響されて、保育園では食べるけど家では食べないかもしれない。でも保育園で食べてる時点でこの子にはすごいことなので、家では食べなくても多目に見てくださいね。」

「あと保育園に入ると自己主張が酷くなるかもしれません。自分の言いたいことが増えてくるんですね。もしかしたら癇癪もひどくなるかもしれませんがそれはこの子の成長の証なので、優しく見守ってください(^^)」


「何か質問はありますか?」
と話が終わりそうだったので、特に思い付く質問もなく(奇声のことを聞こうと思っていたのに忘れてしまっていました(T_T))、「最初の色の遊びっていうのは3歳だと遅いぐらいなんですか?」と聞くと「ちょうど3歳です。色の区別がつくのは3歳からです。」と言われ、「あれ?息子は1歳半には色んな色を区別ついてたような…?」と言うと、先生に
「そうですね。この子はこちらが言ってることを大体理解できていると思います。しかしSTの報告では、かぼちゃんは療育に通って色々効果は出てきていますが、発語はまだ1歳未満のレベルと書かれています。やはりそこが発達検査の結果を低くしてしまうんですね。」
「お母さん、この冊子をお渡しします。」

発達障害とは的な冊子をもらい、「かぼちゃんは…そうですね。この中の項目だと一番近いのはこれですね。」と言い、
アスペルガー症候群のページを指されました。

「インターネットで何でも調べられる世の中ですが偽情報などもあるので、この冊子の一番後ろのページに載っているサイトを読んでもらいたいなと私は思います。」

「また分からないことがあればPTとSTにどんどん聞いてくださいね!(^^)」
と言われ、次回はまた5カ月後の受診ということで終わりました。

あと、保育園に通いだしても療育を優先してくださいとのことでした。


うちの子はアスペルガーの症状に似ているのか。
じゃあやっぱり高機能自閉症というものなのか?
でもそしたらなぜそういう風に言ってくれないんだろう?
など、また家に着いてから色々思いましたが、とりあえず保育園に入れば息子は何かが変わる。また成長するはず。

保育園で子供たちの影響を受けて偏食が少しでも減りますように。


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